Windows 8.1/10/11でのHROFFTの誤動作対策

流星電波観測用のWindowsソフト「HROFFT」を正常に連続動作させる方法について紹介。

誤動作対策を実施した結果 (2022/11/09 最終結果記載)

  • 2022/10/12 (15:10) ~ 2022/11/09 (13:10) : 正常動作。 (27日+22時間)

※ 2022/11/09 の Windows Update時に最終結果を記載予定。

※ 月一で実施されるWindows Updateの間、HROFFTは正常に動作した。
※ 確認環境:Windows 11 Pro (64bit) … Version 22H2

対策

  1. OneDriveの自動起動を停止。...対策の効果大!!
  2. Windows Updateの自動更新機能を停止。

詳細


HROFFTについて

  • 流星電波観測用のWindowsソフト。
  • Windows XP (32bit) 時代に開発されたソフトで、Windows 11 (64bit) でも動作する。
  • Windows 8.1 / 10 / 11 で誤動作が頻発する。

誤動作の症状

  • 観測結果(画像)の保存に失敗し、この”保存+失敗”が無限に繰り返される。
  • 観測データ(スペクトログラム)の表示更新が停止する。

誤動作の予想原因 (原因は不明なので、正しくはキッカケ)

  • Windows 8.1 や 10 からOSに組み込まれた機能や動作。

状況

誤動作が発生した時にPCの中では以下の事が起きていた。
PC内部で動作しているソフトは人それぞれ異なるので、まずはイベントビューアーで状況を確認して、それぞれの環境に合った対策を講じるのがいいでしょう。

  1. HROFFTが誤動作する直前には、必ずOneDriveに関係する異常が発生していた。
    • この異常が発生したからといって、必ずHROFFTが誤動作するわけではない。
    • HROFFTを起動して数分後に誤動作した時にも、OneDriveに関係する異常が発生していた。
    • 日々、大量にこの異常が発生しているので、HROFFTなど他のソフトの動作と干渉して誤動作を誘発するリスクは高いと思う。
  2. HROFFTが誤動作する少し前にWindows Updateが動作していた。
    • 不定期で勝手に裏でコッソリUpdateしてPC再起動待ちになっていたり、Updateを失敗してこれを繰り返している。
    • QuickAssist(遠隔操作アプリ)やYourPhone(スマホ連携アプリ)のUpdateがHROFFT誤動作の直前に発生していたのは確認済み。
      • 自動更新の停止では止まらないため、アプリを削除する必要がある。けど、現在は未対策。
      • 対策の試行を始めた9月上旬~10月中旬は、Windows Updateが頻発していたので、QuickAssistとYourPhoneの影響の有無が不明なので、影響が確認されたら削除する予定。

※ 定期(第2 or 3 水曜日)のUpdateは、周知の出来事なので事前の対応が可能。
※ 自動更新機能を停止していても、一部の更新機能は動作している?!

イベントビューアーの起動と確認方法

  1. 「スタートボタン」右クリック ⇒ メニューの「イベントビューアー」で起動。
  2. 「カスタムビュー」⇒「管理イベント」などで状況を確認。

OneDriveについて

  • Windows 8.1からOSに組み込まれたソフトで、デフォルトではPC起動時に動作する設定になっている。 ⇒ HROFFTが誤動作を始めたタイミングと合う。
  • 異常の内容
レベル:エラー
ソース:Kernel-EventTracing
イベントID:2
全般:次のエラーのため、セッション "Cloud Files Diagnostic Event Listener" を開始できませんでした: 0xC0000022
  • 起動させない方法
    1. 「スタートボタン」右クリック ⇒ メニューの「アプリと機能」
    2. 「スタートアップ」 ⇒ 「Microsoft OneDrive」を「オフ」

Windows Update(自動更新)について

その他

  • Cortanaなどの使用しない機能を停止。

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